とりかへばや日記

戸籍の性別を取り替えるまでの記録

あと一週間だと…?

早いもので、来週の今頃、自分は病室にいる。というか、手術すらも終わっている。

荷物はだいたい詰めた。水の500mlペットボトルを10本ほど持って行くのが単純に重いのと、退院後に大きなバッグで自宅まで帰るのが大変な気がして、少しでも楽になるようにキャリーケースで持って行くことにした。うちは自分も同棲中の彼女もコスプレイヤーなせいでキャリーケースが大中小と揃っていて、こういうときに便利である。

「入院のカバンって何で行けばいいんだ?」と検索したら、一番目に「入院には絶対キャリーケースで行くな!」と書いてあるブログがヒットしたのだが、その真下には「入院するならキャリーケースにするしかない!!」と主張するブログがあったので、もはや少し懐かしくなりつつある猫ミームの頭を抱える猫のような声を出しながらグーグルを閉じ、キャリーケースを持って行くことにした。

 

余談だが、コスプレイヤーという生き物は、99%がMyキャリーケースを持っている(当社調べ)。衣装やら小物やらメイク道具やらを持ち歩くのに便利だからだ。早朝の東京ビッグサイト周辺、あるいは池袋のサンシャインシティ付近を歩いているキャリーケースを引いた若者はほぼコスプレイヤーと言っても過言ではない。キャリーケースに謎の細長い袋が突き刺さっていたり、キャリーとは別に奇妙な箱を持っていたりしたら間違いない。刀やウィッグを持っているコスプレイヤーだ。

 

さて。

今回受ける、腹腔鏡手術。当然といえば当然だが、完全に未知の経験だ。

術後はどのくらい痛いのだろうか。胸オペを受けた日の夜、痛みとドレーンの違和感でほぼ一睡もできなかったことを思い出す。術前診察で執刀医がさらりと言った「(身体的な基礎疾患があるので)一応、入院中の食事は対応食にしとくね。まぁ術後はあんまり食べられないだろうけど」という言葉が、脳裏にずっと居座っている。もしかして、食事も食べられないほど痛いのだろうか?

痛いのとジェットコースターの浮遊感が心の底から大嫌いなので、もうずっと日和りまくりである。これを書いている今も、セン○ーオブジ○ースの乗り場まで行くエレベーターに乗っている時間ぐらいビビっている。セ○ターは苦手なのでめったに乗らないのだが、たまに同行者(主に彼女)の付き合いで乗るときには、いつもあそこでウンコを漏らしそうになっている。

どうかそこまで痛くありませんように。あと、病院食がそこそこ美味しいものでありますように。

 

キャリーケースと、水のペットボトル10本、そしてこっそりカバンに入れて行く推しの小さめのフィギュアとUSJで買ったエ○モの小さいぬいぐるみ。これらが役に立ったか否かは、また退院後に報告することとしよう。