とりかへばや日記

戸籍の性別を取り替えるまでの記録

いよいよ

今、このブログを病院で書いている。

 

あれよあれよという間に入院日になってしまった。

もはや何を持って行けばいいかよくわからなくなりながら荷物を詰めたキャリーケースを引っ張り、平日の空いている電車を乗り継いで病院のある隣県まで移動した。緊張しすぎて入院予定時間より一時間早く到着してしまったので近くのファミレスで時間を潰してから手続きに行ったが、それでもまだ早すぎたので院内のカフェテリアでまた時間を潰して、ようやく病室に入れた。

そういえば、小学生の頃から、普段は遅刻ギリギリまで寝ていたくせに、遠足の朝だけはおは○タを6時台からがっつり見れるくらい早い時間に起きていた。今もそれは変わらないらしい。

 

入院手続きを済ませ、病室へ。事前に言われていたとおり個室だ。高層階を用意してもらったので、窓からの眺めも良い。

柵付きのベッドにだけ戸惑ったが、それにさえ慣れてしまえば、ビジネスホテルのシングルルームと大差なく思えてきた。遠征慣れしているオタクには、なかなか快適である。(個人の感想です)

ちなみに、病院によるのだろうが、今回の病院では個室はテレビと冷蔵庫が自分専用で使い放題(テレビカード不要)、イヤホンも使わなくてOKだった。とてもありがたい。

 

そういえば、以前の記事に書き忘れたもので、実際に病室で過ごしてみて一番「持ってきて良かった」と思っているのがこれだ。

www.muji.com「入院時のおすすめグッズ」で調べていたときに見つけて、数日前に駆け込みで買ってみた。

ふかふかしているので裸足で履いても痛くないし、かかとが踏めるので突っ掛けにもできる。もちろんかかとまでキチンと履くこともできるので、入院案内で「スリッパ禁止」「かかとのある靴で」と指定されている場合もクリアできる。

そしてリンクを踏んで、値段を見て驚いてほしい。

無印良品の中でも、激安の部類なのである。

どうやら、余り布で作ってあるので、こんなにも安いようだ。しかも実物は値札を二度見するクオリティ。こんなの即買いだ。世の中にはもっと高くてペラペラなのもあるのに。

色は三色あるが、余り布ゆえ供給が一定でないらしく通販だと色が選べないらしいのと、サイズがM(24cmくらい)かL(26cmくらい)の二択しかないのが数少ない難点。店頭で試着してサイズを調べる&好きな色を選ぶのがおすすめである。ちなみに普段26cm~26.5cmを履いている自分にはLサイズがジャストフィットだった。

裸足でこのスリッパというのが快適すぎて、病室に入って速攻スリッポンと靴下は脱ぎ捨ててしまった。まぁ、今はこれすらも脱いで、ベッドの上にあぐらをかいているのだが。

なお、単純に気に入りすぎたので紹介しているだけで、自分に利益は入らないので安心して買ってほしい。ていうか、アフィなら「店頭で買え」なんて言わんよな。

 

入室後、看護師さん、薬剤師さん、麻酔科の先生、婦人科の先生が入れ替わり立ち代わり診察や説明に来てくれて、早めに入浴を済ませてから点滴を入れてもらい、あとは夕食を食べて眠るのみ。

明日の今頃には、もはや無用の長物となっている子宮と卵巣が、この体から出ていっている、はずだ。

なんとなくまだ実感がない。胸オペのときもそうだった。胸オペは術後に胸がペッタンコになっているのを見たときにやっと実感したが、内臓は外から見えないのでしばらく実感がわかないかもしれない。どうだろうか。

 

そう思いつつ、スマホのアプリで口座残高を見たら、医療ローンの引き落としが入っていた。そういう形の実感はいらん。